血管新生黄斑症(平成21年度)

けっかんしんせいおうはんしょう
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1. 概要

眼の黄斑部に新生血管をきたし、視力が低下してしまう疾患。50歳以上におきる加齢黄斑変性と似ている。

2. 疫学

不明。

3. 原因の解明

不明。色素上皮の断裂が起きるような疾患(たとえば弾力繊維性仮性黄色腫)で高頻度に発生する。病的近視でも同様な病態がおきるが、まったく正常の眼底にもおきることがあり、特発性血管新生黄斑症といわれる。

4. 主な症状

ものがゆがんで見える。(歪視)視力低下等。

5. 主な合併症

症状は眼特異的である。

6. 主な治療法

新生血管を押さえるため、抗VEGF薬の硝子体注射や光線力学療法がおこなわれるが、治療が長期にわたり、無効例も存在する。我々はHLA*A拘束性のVEGFRワクチンを試みている。

7. 研究班

血管新生黄斑症研究班