新生児バセドウ病(平成21年度)

しんせいじばせどうびょう
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1. 概要

抗TSHレセプター抗体高値母体の児が胎内および出生後に甲状腺亢進、甲状腺腫、眼球突出などのバセドウ病症状を呈するもの。

2. 疫学

50名/年発症

3. 原因の解明

原因が母体から移行したTSHレセプター抗体であることはわかっているが、ハイリスク群の選別、胎内診断、胎内治療方法は明らかになっていない。

4. 主な症状

頻脈、甲状腺腫大、眼球突出

5. 主な合併症

心不全、まれに甲状腺腫による呼吸障害

6. 主な治療法

抗甲状腺薬、ヨード

7. 研究班

胎児・新生児障害の原因となる自己抗体陽性女性の妊娠管理指針の作成班