神経皮膚疾患分野|原発性局所多汗症(平成22年度)
げんぱつせいきょくしょたかんしょう
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1. 概要 | |
原発性局所多汗症は、局所性多汗症のうち基礎疾患がなく、手、足、腋窩、顔などに日常生活に支障を来たす発汗過剰を認める疾患である。 | |
2. 疫学 | |
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3. 原因 | |
局所多汗症の病態も依然明らかになっていない。掌蹠や一部腋窩はコリン作動性交感神経が関与するが、その責任部位としては前頭葉、海馬、扁桃核ともいわれるがまだ解明されてはいない。 | |
4. 症状 | |
局所多汗症は多汗の症状により、患者は様々な精神的苦痛を受ける。その 内容は仕事、勉強への悪影響、対人関係への支障をきたすなどであり、QOLを著しく低下させる疾患であるといえる。多汗症が原因でうつ病など精神的、かつ 社会的な苦痛をうける患者は多数存在していると考えられている。 | |
5. 合併症 | |
うつ病など精神的疾患。 | |
6. 治療法 | |
塩化アルミニウム外用療法、イオントフォレーシス療法、ボツリヌス毒素局注療法、胸腔鏡下交感神経遮断術など。 | |
7. 研究班 | |
難治性重症原発性局所多汗症の病態解析及び治療指針の確立班 |