免疫系疾患分野|細網異形成症(平成23年度)
さいもういけいせいしょう
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1. 概要 | |
多系統の細胞の分化障害により多系統、多臓器に発症することを特色とする難病である。各系統細胞の分化過程でアポトーシスに陥ることが予想されているが、詳細は不明である。 | |
2. 疫学 | |
4例~数100例 | |
3. 原因 | |
原因不明であるが、一部の症例でAK2が原因遺伝子であることが報告された。しかし、その遺伝子異常と発症機序の関連は不明である。 | |
4. 症状 | |
好中球減少、Tリンパ球減少、低γ-グロブリン血症、易感染性、感音性難聴 | |
5. 合併症 | |
悪性リンパ腫など悪性腫瘍の高頻度発症 | |
6. 治療法 | |
造血幹細胞移植、感染症コントロール(抗生剤、抗ウイルス剤、抗真菌剤投与など)、G-CFS投与、γ-グロブリン補充 | |
7. 研究班 | |
細網異形成症の診断と治療に関する調査研究 | |