難治頻回部分発作重積型急性脳炎(指定難病153)
なんちひんかいぶぶんほっさじゅうせきがたきゅうせいのうえん
- 残念ながら、これまではっきりとした原因はわかっていません。発熱などに随伴して起こることが多いので、何らかの免疫的な機構が原因になっている可能性が言われています。血液や脳脊髄液でサイトカインという炎症関連物質が増加することがわかっています。
この病気の原因は何ですか。
- これまでの脳炎・脳症に比し、いろいろな薬物治療に対する反応が極めて悪いのが特徴です。多くの場合、全身麻酔薬を用いて、脳を完全に休憩させないと発作が止まりません。ですから、人工呼吸器の助けを借りながら、全身状態を保つことが重要になります。
これまで言われていた脳炎脳症と、どこが異なるのですか。
- この脳症の後遺症はとても重く、てんかん発作が生涯にわたって持続するのが特徴です。いろいろな薬物を使用しても、なかなか発作がなくなりません。
発作症状はいつなくなるのですか。
- 残念ながら国内ではこの病気に対する患者支援やピアサポートを行なっている団体はありませんが、海外ではNORSE instituteという国際団体が活動しています。
(ホームページ(英語) https://www.norseinstitute.org)
同じ病気の人や家族の話を聞きたいのですが。
研究班名 | 小児急性脳症の診療向上・ガイドライン策定に向けた体制整備班 研究班名簿 |
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情報更新日 | 令和5年10月(名簿更新:令和6年6月) |