進行性核上性麻痺(指定難病5)
しんこうせいかくじょうせいまひ
- 体幹や四肢の筋力保持訓練、歩行訓練、バランス訓練、嚥下訓練(嚥下体操)、言語訓練など、症状や病期に合わせて行われます。具体的には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士の方々に相談して下さい。詳しくは“進行性核上性麻痺(PSP)診療とケアマニュアル”:http://plaza.umin.ac.jp/neuro2/pdffiles/PSPv4.pdf”を参照下さい。
どのようなリハビリテーションを行いますか?
- 転倒や誤嚥に関連するものが多くみられます。肺炎は高頻度に生じます。転倒も多くみられ、頭部外傷、骨折、慢性硬膜下血腫などを来すこともあります。これらの合併症は日常生活動作を悪化させますので、できるだけ生じないように注意して下さい。
どのような合併症が生じやすいですか?
- 移動、排泄時、入浴などの際に目を離さないようにし、歩行の際には声掛けをするようにして下さい。排便や排尿が済んで立ち上がろうとした際にバランスを崩すことも多くみられます。排尿や排便は、本人の生活パターンに合わせて早めに余裕を持ってするようにするのが良いと思われます。ベッド周辺に取りたくなるものを置かないように片付けておくようにし、必要なものは取りやすい場所にまとめておくようにするのが良いでしょう。また、転倒した際に大きな外傷とならないように、家具に保護クッションを付けたり、保護帽を着用するのも勧められます。詳しくは、“進行性核上性麻痺(PSP)診療とケアマニュアル”:http://plaza.umin.ac.jp/neuro2/pdffiles/PSPv4.pdff”や、“自宅でころばないためにー神経疾患患者さんと介護者のための転倒防止マニュアル”:https://higashinagoya.hosp.go.jp/files/000072502.pdfを参照下さい。