原発性側索硬化症(指定難病4)
げんぱつせいそくさくこうかしょう
- 筋萎縮性側索硬化症が、一次および二次運動ニューロンがともに障害され、一般的に2-5年で四肢の高度麻痺、呼吸筋麻痺までいたるのに対し、原発性側索硬化症では二次運動ニューロンの障害はなく、経過も緩徐とされています。
筋萎縮性側索硬化症とはどこが違うのですか?
- 特別な検査があるわけではなく、臨床的に一次運動ニューロン障害を示す痙縮、腱反射の亢進、病的反射陽性を認め、二次運動ニューロン障害を示す筋萎縮、筋電図所見を3年以上認めない場合に本症を疑います。他に痙性対麻痺をきたす疾患を鑑別するために、血液検査、画像検査、遺伝子検査などが行われることもあります。