副甲状腺機能低下症(指定難病235)

ふくこうじょうせんきのうていかしょう
 

(概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。)

副甲状腺機能低下症は、どのようにして診断されることが多いのでしょうか?

副甲状腺機能低下症の診断には、血中のカルシウム濃度の測定が必要です。このため、低カルシウム血症によるテタニーや痙攣などの症状があっても、カルシウム濃度が測定されないと、てんかんなどの疾患と考えられる場合もあります。通常は、テタニーなどの症状がある患者さんで血中カルシウムが低いことを契機に、副甲状腺機能低下症と診断されます。自覚症状がなく、たまたま血中カルシウム濃度が測定されたことから、副甲状腺機能低下症の存在に気付かれる場合もあります。

 

情報提供者
研究班名 ホルモン分泌・受容障害に関わる難病の調査研究班
研究班名簿 
情報更新日 令和4年3月(名簿更新:令和5年6月)