限局性皮質異形成(指定難病137)

げんきょくせいひしついけいせい
 

(概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。)

どのような検査で診断されますか。

てんかんがあり、脳波で大脳の一部分からてんかんの異常波が出ており、MRIで同じ部位に限局性皮質異形成に特徴的な異常がみつかることで診断されます。異常の部位をより確実に決めるために長時間脳波ビデオ同時記録を行うこともあります。てんかんの発作が薬で止めきれない場合は、切除手術のためにさらに核医学検査脳磁図検査頭蓋内電極による頭蓋内脳波検査など(またはこれらの一部)を行い、手術を行います。手術で切除した組織を顕微鏡で調べて、確定診断に至ります。

限局性皮質異形成と診断されても指定難病として認められないことはありますか。

限局性皮質異形成があっても、てんかん発作を起こさないこともあります。指定難病として認められるのは、てんかん発作によって障害がある場合に限られます。

 

情報提供者
研究班名 稀少てんかんの診療指針と包括医療の研究班
研究班名簿 研究班ホームページ
情報更新日 令和4年12月(名簿更新:令和6年6月)