レノックス・ガストー症候群(指定難病144)

れのっくすがすとーしょうこうぐん
 

(概要、臨床調査個人票の一覧は、こちらにあります。)

レノックス・ガストー症候群は、ウエスト症候群から移行することが多いと聞きました。どのくらいの患者さんが移行するのでしょうか。移行を予防することはできるでしょうか。

ウエスト症候群からレノックス・ガストー症候群に移行することは、よく知られています。ウエスト症候群の30~60%の患者さんがレノックス・ガストー症候群になり、レノックス・ガストー症候群の患者さんのうち20~60%は、ウエスト症候群から移行したという報告もありますが、臨床的な実感としては、そこまで多いようには感じません。ウエスト症候群の 予後 は、ウエスト症候群の原因が何かによっても変わります。レノックス・ガストー症候群になるようなウエスト症候群は、もとから少し重症の原因があったと考えるほうが良いと思います。移行を予防する方法は、残念ながらありません。

 

情報提供者
研究班名 稀少てんかんの診療指針と包括医療の研究班
研究班名簿 研究班ホームページ
情報更新日 令和5年11月(名簿更新:令和6年6月)