抗糸球体基底膜腎炎(指定難病221)
こうしきゅうたいきていまくじんえん
- 蛋白尿と血尿があり、さらに急速に腎機能が低下していく場合、抗糸球体基底膜腎炎を念頭に置き、腎臓を専門とする医師を受診することが大切です。また、貧血や炎症反応の検査所見も病気を疑う際のきっかけとなることがあります。受診した専門医では、特別な自己抗体とよばれる血液検査、腎臓超音波、腎生検ですみやかに診断をおこない、治療をはじめます。
この病気を早期に発見するにはどうするのですか?
- 腎生検をすると、血液検査や尿検査と比べて、もっとも正確に現在の腎臓の状態を評価することができます。具体的には、腎臓の病状が新しいものか、あるいは時間がある程度経過したものかといった判断が可能となり、そのため治療の内容を決めやすくなります。また早期に腎生検をすることにより抗糸球体基底膜抗体腎炎の確定診断をえることもできます。